気になる システムコンサルタントってどんな仕事?

column

2024.07.05
  • コラム

今回は「システムコンサルタント」についてです。
システムコンサルタントは、企業の経営課題を解決できるシステムの提案から設計、開発までコンサルティングする仕事です。エンジニアのキャリアパスとしても注目を集めています。コラムでは仕事内容や年収、必要なスキルなどについて紹介します。

システムコンサルタントの仕事内容とは

システムコンサルタントの主な役割は「クライアント企業が抱える経営課題をIT戦略およびその実現のためのシステム導入によって解決する」ということです。つまり企業の経営戦略や経営課題解決のために必要なシステムを提案・開発するプロジェクトの最上流工程を担うポジションです。経営課題を解決するための最適なシステムの選定から導入支援、さらに場合によってはその後の運用支援までをクライアントと協議しながら実行します。

システムコンサルタントの魅力

IT技術の実用的な知識を身につけることができることは魅力の1つです。IT技術はあらゆる業界・領域で必要になっています。システムコンサルタントはIT技術をビジネスに活かすことができる存在であり、そうした人材の市場価値は非常に高まっています。
またシステムコンサルタントは様々なクライアントを相手にするため、扱うテーマや技術も多種多様です。特定の技術に縛られず幅広い技術に触れられる点も魅力で、知的好奇心を満足させながら自身を成長させることができます。

システムコンサルタントの年収は

年収はファームやコンサル歴によって大きく異なるためはっきりしたことは言えませんが、あくまで目安として、コンサルタントは400万~900万円と言われています。マネージャーになると900万~1400万円です。

システムコンサルタントに必要なスキル

システムコンサルタントに必要なスキルについて一例をまとめました。

論理的思考/問題解決能力

企業の抱える経営課題は多くの場合、複数の要素が複雑に絡み合って構成され、決まったやり方で解決できないことがほとんどです。複雑な問題を要素に分解して論理的に整理して考える論理的思考力、さらにそこから解決策を考える問題解決能力が必要になります。特にシステムコンサルタントは経営課題解決のためのシステム提案・開発が課題なので、問題解決能力は重要視されます。クライアントが将来どのような企業像を思い描いているのか。そこから課題を掘り出し、解決の方法を複数用意し、クライアントに提示することから問題解決は始まります。

IT知識

システムコンサルタントはIT技術に関する幅広い知識と掘り下げた知識の両方が必要になります。幅広い知識とは、世の中で使われているIT技術の知識や最新技術の動向に詳しいということです。掘り下げた知識というのはシステムの導入現場における知識のことです。システム導入ではどのようなプロセスがあるのか、それぞれどれくらいの工数がかかり、どのようなリスクがあるのかという知識がなければ現実的なシステム導入の戦略は立てられません。SEとしてシステム導入に携わった経験のある人は強みになるでしょう。

コミュニケーション能力

システムコンサルタントはクライアント先に常駐して働くことが多いので、クライアントと良好な関係を築きながら仕事を進めていくコミュニケーション能力は重要です。またシステムコンサルタントの仕事は自社のシステム開発プロジェクトに参画するケースとシステムを外部に提供するケースに分かれます。外部企業のシステム開発を手掛ける場合は営業に同行し、課題の見極めから手掛けることもあるため、かなりのコミュニケーション能力が必要です。

クライアントの業界・業務に関する知識

クライアントの経営課題の解決策を考えるためには、クライアントの業界に対する知見は必要不可欠です。またシステム導入の際には、その業界における慣習などへの理解があった方がトラブルやリスクを回避しながらプロジェクトを進めることができます。

システムコンサルタントが持っていた方がいい資格

システムコンサルタントになるために必須の資格はありません。持っていた方が自身の強みになるという資格という認識で参考にしてください。

ITストラテジスト

高度IT人材として、企業の経営戦略に基づいたIT戦略を立てられる人材であることを示す資格です。

ITコーディネーター

ITと経営の両方の知識を持ち、経営戦略を実現するIT化支援を行う専門家です。

情報システムコンサルタント資格認定試験(ISC)

情報システムを基盤とした情報化などに加え、IT経営のための戦略を策定する人材であることを示す資格です。

中小企業診断士

経営コンサルティング能力に関する唯一の国家資格です。

PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)

プロジェクトマネジメントの専門家であることを示す資格です。

システムコンサルタントの将来性

システムコンサルタントの将来性は高いと言えるでしょう。あらゆるITツールやシステムは一度導入すれば完成するものではありません。運用・保守を通して表面化した問題を解決したり、その度に課題解決のためカスタマイズが必要だったりするものです。そのためシステムコンサルタントの業務には、終わりがありません。
また日本ではIT需要に対して高度IT人材が不足しており、この状況は当面続く可能性が高いです。

最後に

弊社、株式会社Ballistaが運営するマッチングサービス「Yoake」では、システムコンサルタントに関する案件を多く取り扱っています。「Yoake」は社会を変えるプロフェッショナルギルドの創出をMissionに掲げ、フリーランス・副業人材のプロフェッショナルコミュニティを運営しています。コミュニティ内では、独立からキャリア構築、具体的な案件紹介及びサポートまで一貫したサービスを提供しており、コンサルタントやIT人材を始め、あらゆる業種で活躍するフリーランス・副業人材を企業につなげています。システムコンサルタントとしてさらに活躍したい方は、ぜひ登録してみてください。

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