フリーランス入門 メリットや仕事獲得に役立つマッチングサイト紹介も
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- コラム
近年、フリーランスとして働く人が増えています。そもそも「フリーランスって何?」「誰でもなれるの?」など疑問を持っている人もいると思います。今回はフリーランスの意味やメリット、仕事獲得におすすめのマッチングサイトなどについて紹介します。
フリーランスとは
フリーランスとは「個人で仕事を請け負う働き方」です。雇用契約ではなく、業務委託契約を結ぶことが一般的です。企業と雇用契約がないため労働基準法などの法律は適用されません。そのため最低賃金や残業時間など、法律で定められたルールの適用外となります。確定申告などの手続きも自分で行う必要があります。
フリーランスが増えた原因
内閣官房によりますと、2020年のフリーランス人口はおよそ460万人で、今後も増え続けると考えられています。
働き方の多様化
2018年に制定された「働き方関連法」により、さまざまな働き方が推進されています。これまでは一つの企業に正社員として長く勤務する、終身雇用がベストな働き方とされてきました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大などで終身雇用の終焉やいい大学を出て大企業に就職するだけがすべてではないという価値観も広がり、多様な働き方が認められる中で、フリーランスという働き方へのハードルが下がり、フリーランス人材が増えたのではないかと言われています。
DX推進に伴うIT人材への需要
あらゆる企業でDX活用が進んでいます。その中で問題となっているのがDXについて深い知見を持ったIT人材の不足です。IT人材の育成には時間がかかり、需要に供給が追い付いていないのです。そこで、DX推進のスキルを持ったフリーランスが独立し、複数の企業のプロジェクトを手掛けるケースが増えてきています。
リモートワークの普及
新型コロナウイルスの感染拡大の影響でリモートワークが急速に進みました。出社せず、場所にこだわらない働き方が広がったことで、フリーランスへの注目度も上昇しました。
副業を解禁する企業
2018年厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表しました。このガイドライン発表を受けて、これまで社員の副業を禁止していた企業でも副業を認めるケースが増えています。
フリーランス向けサービス
フリーランス向けに仕事を仲介するマッチングサイトが続々と出ています。フリーランスとして仕事を得やすい環境が整ってきていることで、フリーランス人材の増加にもつながっています。
弊社、株式会社Ballistaが運営するマッチングサービス「Yoake」は仕事を探すフリーランスにおすすめです。社会を変えるプロフェッショナルギルドの創出をMissionに掲げ、フリーランス・副業人材のプロフェッショナルコミュニティを運営しています。コミュニティ内では、独立からキャリア構築、具体的な案件紹介及びサポートまで一貫したサービスを提供しており、コンサルタントやIT人材を始め、あらゆる業種で活躍するフリーランス・副業人材を企業につなげています。
メリット
働ける自由度にあります。契約内容などにもよりますが、働く時間も場所も自分次第です。フリーランスはワークライフバランスを実現しやすい働き方として注目されています。
デメリット
法人化している場合を除き、自分で国民健康保険や国民年金、確定申告などの手続きを行なわなければなりません。税理士に任せる手段もありますが、それなりのお金が必要です。また、仕事が見つからず、生活に困るフリーランスがいるのも事実です。
フリーランスの仕事一覧
コンサルタント
コンサルタント人材を求める企業は非常に多いです。特に求められる分野はIT系プロジェクトのPMOコンサルタント、SAPコンサルタントなどです。フリーランスのコンサルタントへの報酬は100%稼働でおよそ100万円程度を提示されることが多いです。コンサルタントこそフリーランスとして独立した方が、自由度も報酬も満足できる案件に出会える可能性は高いです。
エンジニア
エンジニア向けの案件はプロジェクト現場に常駐が求められるケースが多いです。フリーランスのエンジニアの平均年収は700万円前後で、フリーランスのほうが会社員より収入面ではいいです。またプロジェクト全体を通して業務にあたるものもあれば、特定の部分の業務だけ参画できる案件もあります。案件の内容や契約形態を選べるといった自由度の高さもフリーランスになるエンジニアが多い理由の一つです。
デザイナー
最近の主流としてはWebデザイナー、ゲームデザイナー、UI/UXデザイナーといったITに特化したフリーランスのデザイナーが多く活躍しています。フリーランスのUI/UXデザイナーは、案件ごとに単価は異なるものの、平均すると年収750万円~1000万円超えになります。
また、デザイナーの案件で多いのが「週2日勤務で40万円」といった勤務スタイルの求人です。プライベートの時間も大切にしたいという人にとっても、IT系のフリーランスデザイナーはおすすめです。
ライター
ライターの収入はライター本人のネームバリューや媒体の運営元によって異なります。執筆物を提供する媒体は、Webメディア・広告・出版物・雑誌・本と多岐に渡ります。報酬はプロジェクトや1文字単位で報酬が支払われるのが一般的です。
職種を選ぶ際のポイント
これまでの経験やスキルを活かしてフリーランスになる人がほとんどですが、全く別の職種で独立・起業を目指す人もいます。フリーランスとして活動する職種を選ぶ上での基準をまとめました。
興味をもって続けられる仕事か
案件に興味が持てなかったり、続けていきたいと思えなかったりするようでは長続きせず、与えられた業務の求められる水準に達しないこともあるでしょう。興味を持って続けられる仕事であるかどうかをしっかり見極めて引き受けましょう。
スキルを発揮できるか
仕事を獲得する上で重要なのは実績です。これまでの経験やスキルを発揮できる仕事を選ぶといいでしょう。経験やスキルを活かして案件を獲得することで、フリーランスとしての実績が積み上がっていきます。
目指す報酬が得られるか
独立まもなくはほとんどのケースで高い報酬はなかなか期待できません。しかし、報酬はやりがいと仕事の出来に反映されるものです。自分のスキルや時間を安売りしすぎてはいけません。譲れない一定の報酬水準を定め、それ以上の単価の仕事を引き受けるようにしましょう。
仕事を獲得する方法
マッチングサービスを活用
高度なスキルを生かして高単価の案件を見つけたいなら、マッチングサイトがおすすめです。多くは専任のアドバイザーがいます。人材ごとにマッチした案件を紹介してくれるほか。より案件を獲得するためにアドバイスを受けられたり、独立に向けた支援を受けたりできるサービスもあります。
企業から直接
前職での所属先や取引先と契約し、企業から直接仕事を受注する方法です。実績やスキルに自信がある人は自ら営業をかけるのも手です。積極的に自分を売り込みましょう。
知人経由で受注
知人や友人などのネットワークを通じて仕事を紹介してもらう方法です。駆け出しのころはこの方法が仕事を受注する方法として多く、これまでの人脈が仕事につながります。自分がフリーランスとして活動しようと思っている業種に関するセミナーや交流会に参加し、つながりを作っておくと仕事につながるケースもあります。
必要な独立準備
フリーランスになる前に必要な独立準備を4項目に分けて紹介します。
事業計画
まずは事業計画を立てることからスタートです。
「どんな顧客にどんな仕事を提供して、どのように収入を得るのか?」「毎月の収入見込みは?」などしっかりと思い描いておきましょう。その中で足りないものや必要なスキル、独立にかかる費用などが把握できます。
独立資金
職種によって費用があまりかからない場合もありますが、フリーランスとして独立開業するなら、毎月安定した収入が得られる保証はありません。しばらく仕事がないこともあり得るので、収入がなくても生活できる資金は確保しておいてください。半年分くらいが目安です。また利用できる開業助成金や補助金についても調べておきましょう。
開業や税務・経理業務などの手続き
個人事業主として事業を始める場合は開業届の提出が必要です。法人を立ち上げる場合は、法人化の手続きも別で必要です。
フリーランスになれば経理業務も自分で行わなければなりません。苦手という人は、費用はかかりますが税理士と契約することも考えておきましょう。
最後に
フリーランスは自由で自分らしい働き方の実現ができるメリットがあります。フリーランスとしてスタートするには事前の準備と理解が必要です。弊社、株式会社Ballistaが運営するマッチングサービス「Yoake」は、社会を変えるプロフェッショナルギルドの創出をMissionに掲げ、フリーランス・副業人材のプロフェッショナルコミュニティを運営しています。コミュニティ内では、独立からキャリア構築、具体的な案件紹介及びサポートまで一貫したサービスを提供しており、コンサルタントやIT人材を始め、あらゆる業種で活躍するフリーランス・副業人材を企業につなげています。フリーランスとして活躍したい方は、ぜひ登録してください。